看護師はチームを組み、いつも患者の一番近くにいて患者の健康回復へ向けて介助したり、診察や治療を行う医師をアシストする仕事などをします。

　一般的に看護師の勤務は、日勤、準夜勤、深夜勤の3交替、24時間体制で行い、さまざまな仕事があります。

　例えば、入院患者の食事の用意や介助、また、清潔さを保つためにベッドから動けない患者の体を拭いてあげたり着替えを手伝ってあげたりします。

　検温や血圧測定を行って記録にとどめておく事は、病気の治療を行う基本データとなるため欠かせません。

　時には、医師の指示にしたがい病気を治療するための点滴の薬を用意して、器具にセッティングするといった準備なども行います。医師が入院患者の病室を訪れる回診では、看護師は担当している患者の日頃の容態を医師に報告し、診察や治療の際にはアシストを行います。

　産科の新生児室を担当する看護師は妊婦のケアーや介助をする他に、授乳や入浴方法の指導や退院後の相談にのったりします。最新の医療器具が並ぶ集中治療室担当の看護師は、それらの器具を間違い無く扱うために、絶えず日進月歩の医療技術や医療器具の勉強をしておく事が必要です。

しかし、看護師の仕事は大変なだけではなく、新しい命の誕生を目の当たりにしたり、看護のかいが実って患者が退院した時などは、何ごとにも替えがたい感動を体験できるといいます。

　看護師には、優しい心遣いで患者や家族に接し医師や看護師仲間のチームワークを大切にすることが求められます。