コンビニエンスとは、英語で「便利な」という意味。コンビニエンスストアは、客に「便利な」ように、豊富に商品をそろえるほかに、宅配便の受付けなど様々なサービスを扱います。

　コンビニエンスストア店員は、そうしたサービスを提供するための様々な仕事をおこないます。２４時間営業の店では勤務表を組んで交代で勤務につきます。客には元気に明るく接し、弁当などは、温めるかどうかをたずね、素早く対応します。箸やフォークなどをつけることも忘れません。お釣りは、客の目の前で声を出して数えるなど、金銭の扱いでは正確さがなにより大切です。

　商品は何千点もあり、指定の時間に指定の商品が納入されます。店員は、納入された商品の検品をおこない、棚に陳列します。陳列位置と売れ行きは深く関係するので、商品陳列にはもっとも気を使いますが、チェーン店本社のマニュアルにもとづく場合と、店員のアイディアで、独自の工夫をする場合があります。

　商品の仕入れでは、どの年齢層の人が、どんな商品を買ったかのデータを参考に、曜日や天候などを考えて、また、運動会などの地域のイベントなども考えに入れて、発注をします。

　店内や店頭、付近の道路などの清掃、在庫の確認や、伝票整理なども大切な仕事です。また、コンビニエンスストアに求められるサービスは、絶えず変化します。店員は、変化に柔軟に対応して、サービスにつとめます。