中華料理調理人は、ラーメン、チャーハン、ギョーザなどを夫婦二人で作る小さな店から、前菜からデザートまで100以上のメニューがある大きなレストランやホテルなど、様々なお店で中華料理を作ります。

　朝、新人の調理人は誰よりも早く厨房に来て、仕事につきます。厨房の清掃、食材や調味料の点検、スープの下ごしらえなど「仕込み」と呼ばれる下準備は、調理人の重要な仕事です。

　昼はランチなどの定食に加え麺類やチャーハンなどの一品での注文も多く、厨房は大忙しです。その厨房を仕切るのが料理長やチーフと呼ばれるベテランの料理人です。料理長を中心に共同作業で働く中から、若い料理人たちは、その店の味を学んでいきます。昼のお客さんが帰った後、調理人たちは遅い昼食と休憩です。昼食は調理場にある手ごろな食材で作る簡単な料理です。作るのは新人の場合が多く、先輩たちに認めてもらうチャンスにもなっています。

　夜は、宴会が入ることも多く、忙しさも昼以上です。料理長は料理を作るかたわら、宴会の打ち合わせや料理の確認にも追われます。

　調理の技術は、いくつかの料理店などで働きながら身に付けていくものといわれます。