コンピュータで何か計算をするとき、はじめにそのデータを入力する必要があります。

　さまざまなデータをコンピュータが処理できる形で正確に素早く入力するのが、キーパンチャーです。キーオペレーターともいいます。

　キーパンチャーは、せん孔機を操作して、コンピュータにデータを入力するためのパンチカードや紙テープに穴をあけてデータを記録していた時代から、端末の入力用キーボードから直接データを入力して、磁気ディスクや磁気テープに保存するのが、一般的です。

　また、データの入力は、特別なシステムを使わないで、市販のパソコンソフトで行うこともあります。

　キーパンチャーの仕事は、入力と検査に分かれます。一般的に、経験の浅いキーパンチャーは、入力を専門にします。

　そして、２、３年経験した熟練者が、すでに入力した同じデータを再入力して、検査します。

　大量のデータを効率良く打ち込むため、手元を見ないで入力する「ブラインドタッチ」を身に付けることが必要です。

　また、漢字データを入力する場合、入力間違いを極力無くすため、２つのキーを押して一つの漢字にする特殊なコードを使います。キーパンチャーは、最低1100字の漢字入力コードを覚えなくてはなりません。

　一般的に、目の疲れなどの健康面や集中力の維持を考慮して、約一時間半毎に20分程度の休憩をとります。