演奏技術や歌唱の指導などをとおして、子どもから演奏家を目指す人まで、幅広い層の音楽的な能力を伸ばす手助けをするのが、音楽教室講師です。

　一般的に、音楽教室講師は、音楽教室に所属しています。また、個人で活動している講師もいます。

　音楽教室講師は、合唱、演奏、ダンスなどをとおして、生徒に音楽を教えます。

　子どもを指導する場合には、自分の唄い方を真似させて、表現の仕方を教えたり、繰り返し演奏して、音を聴きとる能力や演奏方法が身に付くよう、工夫して指導します。

　音楽を指導する上で、最も難しいのが、目に見えない感覚的なものを教えることです。音符として書かれていない感情を、動作や音により、形にして伝えます。

　また、１人ひとりのレベルや心理状態に合わせて、指導内容を変えるなど、きめ細かに対応します。

　指導者として、生徒から信頼を得ることが大切です。