WWOOF[ウーフ]とは、何か?WWOOF[ウーフ]とは、金銭のやりとりなしで、「労働力」と「食事とベッド」を交換する仕組みです。 環境を大事にする人たちや、自然が豊かに残っている場所、または人と人との交流を大切にしているところと、農業体験をしてみたい人たちとをつないでいます。 WWOOF[ウーフ]の仕組み:農業体験自分が持っているもの(農業を通じた労働)を提供し、持っていないものをもらう、という大変簡単な仕組みです。その関係に、金銭のやりとりはありません。 「食事とベッド」を提供する側をホストといい、「農業労働力」を提供する側をウーファーといいます。 『食事とベッド』と『農業労働力』のほか、WWOOFでは温かなコミュニケーションを大切にしています。 農業体験をさせてくれるホスト(受入先の農場)はどんなところ?有機農業・無農薬・無化学肥料で農業を営む人たちが受入先となっています。 環境と自然を大切にする気持ちを持つ人を増やしています。 将来、農業を営みたいと思っている人や、地方で生活を始めたいと思っている人に、その踏み台を作っています。 手作業が多く、経費がなかなかかけられない農業従事者関連の人たちに、人手を提供しています。 都会に住む人と、地方に住む人を結びつけています。 WWOOF [ウーフ] の語源Willing Workers On Organic Farms の頭文字です。「有機農場で働きたいと思っている人たち」という意味になります。 WWOOFは、有機農場を核とするホストと、そこで働きたい人とを繋いでいます。 有機農業とは?有機農業とは、無農薬、無化学肥料で作物を栽培する農業で、人間と動物、環境にも考慮した農法です。農薬を使う方法よりかなり手間がかかり、また大型機械を使わない場合も多く、人手が必要です。 WWOOFの歴史1971年イギリスで芽生え、オーストラリア、ニュージーランドで発展しました。現在は、世界20か国以上にWWOOF事務局が設置されています。各国にその国のWWOOFを運営するWWOOF事務局が一か所あります。 日本では、1994年に誕生。2002年からはインターネットを使いWWOOFジャパンとして本格的に活動しています。 ホストについて無農薬、無化学肥料で作物を栽培する農場を核として、様々な業種の人たちが登録しています。農家民宿、農家レストランやカフェ、玄米菜食店、自然食品店、 自然体験学校、治療院、陶芸工房など数えきれません。ロハスな思考を持つ、様々な人を受け入れる大きな気持ちを持つところです。 ウーファーについて農業体験を通じて気持ちよく一生懸命働き、ホストと交流しながら、自分に合う「何か」を得よう、農業体験をしてみたいという意気込みを持っている人たちです。日本人を含み、様々な国籍のウーファーたちがWWOOFしています。作業できる体力があれば、年齢に上限なく登録できます。 ウーファーとして働くには?WWOOFは登録制です。 一年間の有効となります。登録期間中は、ウーファーは、ホストから受け入れ承諾を得ると、何カ所でもWWOOFすることが可能です。 一年ごとの更新制で、毎年手続きをすれば、何年間でもWWOOFを続けることができます。 各国でWWOOFは独立しており、一ヶ国一登録制ですので、ほかの国でWWOOFするときには、その国のWWOOF登録をし、年間登録費を支払います。 WWOOFへの登録方法お申し込みの上、登録費をお支払いされることで、WWOOFがスタートします。 登録が完了すると、ウーファーはホストリストを閲覧できます。ウーファーは、ホストを選択し、そのホストにWWOOFの申し込みをかけます。ホストは、作業状況を見つつ、自分のところに合うウーファーかどうかも判断し、受け入れ承諾の回答を出します。到着日時を決定し、WWOOFが始まります。 「ウーファー」か「ホスト」か、ご興味ある項目のページをお読みください。このユニークで、醍醐味があり、心をふるわすWWOOFを存分に体験ください。登録から開始です。 ウーファーの年間登録費:5,500円 ウーファーになる資格学生、会社勤めの人や、主婦、また医師など専門職の人、就農や田舎暮らしを考えている人、現役農家さんやその家族、フリーターなど、ありとあらゆる方がウーファーになれます。 ホストで作業できる、健康な精神と肉体を持っている16歳以上の人。年齢に上限はありません。 ウーファーになって得られるもの貴重な体験「有機農業」「環境」「田舎での生活」「自然」「人」「生き方」など、多種多様なことが学習できます。自分の目と耳と身体全部を使った体験です。 出会いWWOOFは、「人との出会い」とウーファーは言います。 今までに知り得なかったタイプの人と交流できます。ホストだけでなく、その地域に住んでいる人たちとも知り合えます。こんなところに、こんな風にして生活している人たちがいるのだ、と感動します。 ほかのウーファーたちとホスト宅で一緒になることもあり、いろいろな地方や、様々な国から来ているユニークな人たちとも知り合いになります。一生の友人ができます。 食事とベッドWWOOFは交換の仕組みです。ホストの仕事を手伝う代わりに、食事と寝る場所が与えられます。金銭はまったくかかりません。 食事のときは、ホストと一緒というところが多いですが、場所により、自炊をするところもあります。寝る場所は、ホスト宅の空き部屋を一人で使ったり、ほか のウーファーとシェアしたりするほか、ウーファー用の建物や小屋、またはログハウスやなかにはテントというところもあり、いろいろです。この情報は、登録 後に閲覧できるリストに掲載されています。 ホストと同じ生活WWOOFは、観光の旅ではありません。お膳立てしてあるものにちょっとだけ触れてみるというようなものではありません。ホストの生活の中にどっぷり入り、ホストと同じ目線になって農業という仕事を通じて暮らしていきます。 ホストが毎日どのように苦労して野菜を作っているか、どんな思いで作物を育てているか、農薬を使わずどのように対策をしているか、命がどのように育まれて いるか、田舎での暮らしで大変なところはどこか、心が躍るようなものとははなんなのか、どのようにして経済がなりたつのか、地域の人たちとはどのように折 り合いをつけているのか、などをホストと一緒に生活することで、実際に経験していくことができます。 農業が学べるなかなか日常ではできない、農業という仕事を経験することができます。 有機農法、無農薬・無化学肥料で栽培する自然農など、ほかの農法、ほか循環式農業、肉牛肥育、酪農、鶏の平飼い、果樹園、花栽培、ハーブ栽培など様々な形があり、またパーマカルチャー、コンパニオンプランツ、EM菌、バイオダイナミック法、バイオガス、などいろいろな方法について学べます。意欲があれば、新しい技術や知識をどんどん覚えられます。 ロハスな生き方有機農を学べ ることはもちろんですが、農業をしていないホストからは、ロハスな生活様式や考え方を学ぶことができます。ホストによりますが、かなりこだわって生活している人たちがいます。合成洗剤や石けんは使わない、化石燃料はあまり使わないように努力している、地域のゴミ拾いをしている、地域通貨を発券している、コンポストトイレを利用、廃材を使って家造り、、、。どんなところにこだわっているか発見してください。 ギブアンドテイクウーファーは、ボランティアではありません。ボランティアは「やってあげます」という側と、「すみません、もらいます」という側の関係になりがちです。 WWOOFは、ホストもウーファーも相手に「あげる」側であり、「もらう」側でもあるのです。ホストもウーファーもどちらもがボランティアをしているとい う形であるかもしれません。 新しい家族家族や親戚が新しくできた気持ちになります。WWOOFする前の段階で、ホストとやりとりをするうちに親しくなり、実際にホスト宅に到着する時分には、なんだか知った人の家に来た気分になります。家族の仕事を助けよう、という気持ちになれます。 自分の発見今のあなたの状況とはまったく異なる生活が送れます。場所も、人も、人の話し方も、仕事も、食べ物も、気候も、風も、空も、土も。違った状況に身を置くことで、新しい自分を発見できます。また、前の生活に戻った後も、新しい目線で物事を感じていくことができます。 体を使った経験は一生自分のものになります。WWOOFする前と後では、自分の成長が自分自身にもわかります。何事にも比較しがたいものが得られます。 WWOOFの作業時間
日本でのWWOOFの作業時間は、1日6時間程度を勧めています。が、細かなところは、季節によって作業内容に違いがあるということと、ウーファーの体力や経験、適性などによって作業の質と時間に違いがあり、それぞれのホストが決定していきます。 季節や作業状態で、ホストの仕事がたいへん忙しい時には、6時間以上でお願いされるときもあります。その場合は、ホストの状況を考慮し、ご協力下さい。ホ ストは、ウーファーに不公平とならないように、作業が6時間を超えるような日々が続くようなら、休みの日を多くしたり、どこかに観光に連れて行ってくれた り、パーティをしてくれたり、またはおみやげをくれたり、とウーファーが満足いくように調節します。 WWOOFの滞在期間ウーファーと受け入れのホストの要望とを合わせて決めます。ホストは、1、2日間や1週間程度の短いものから、数カ月、半年以上と長期滞在できるところなど様々です。 週末や、会社休みの1週間を利用したり、または学校休みの1、2ヶ月間を、退職してから本腰入れて長期同じところに滞在したり、ホストを次々とまわるWWOOFの旅に出ることも可能です。 WWOOFの作業内容ウーファーがホストの仕事のどんなことを手伝っていくかは、ホストの業種や季節によっていろいろです。例えば、雑草とり、種まき、収穫、薪割り、干草作 り、動物のえさやりや世話、鶏卵とり、生産物の梱包と配送、建物や備品の修理、看板作り、子守り、食事づくりや手助け、後片付け、掃除、接客、事務などさ まざまです。登録後に閲覧できる、各ホストの詳細リストに作業内容を記載しています。ホストは、ウーファーがなるべく飽きのこないように、異なる作業をあ てがうようにしてくれます。 あたえられたものをするだけではなく、自分でできることを見つけ積極的におこなってください。作業以外には、家族同 様に家事や掃除を行うことが大事です。ウーファーはこのようにホストの仕事の手伝いをすることで、そのホストの仕事について深く学べるほか、ホストの生き方に何かを感じることができます。 持参するものは?WWOOF登録後に発行されるウーファー許可証と、免許証などの身分証明書のほか、通常の旅行などで必要になる洗面用具や着替えなどをお持ちください。ほか、作業着、長靴が必要なところがあります。ホストリストにはそれぞれのホストで必要なものが記載されています。 ホストへ行くまでと帰りの交通に関わる費用はウーファー持ちです。ホスト内での個人的に使う費用(電話代など)があれば、ウーファーが支払います。休日に近くの町に観光で出かけることをお考えなら、その時の食事や交通費など、その分の金銭は所持なさってください。通常は、ホスト滞在中には金銭を使うことはありません。
ホストは日本全国にあるの?北海道から沖縄まで、日本各地に点在しています。有機農場のホストが核になっていますが、いろいろな形のホストがあります。 農場には、有機農場や、独自の方法で無農薬・無化学肥料で栽培している農場、有機農に移行中の農場、自然農法をしているところ、自給自足用の菜園を作って いるところ、酪農、肉牛飼育、養鶏、養蜂、パーマカルチャー、バイオダイナミック、EM菌、コンパニオンプランツなどを実践しているところなど様々な形の ホストがあります。100%完全無農薬・無化学肥料で栽培している農家からは、どんなに苦労して作物を作っているか、虫対策はどうしているのか、減農薬の 農場、化学肥料など使う農場からは、どうして使わざるを得ないのか、ということを学ぶこともできます。 農場ばかりではなく、ほかには、農家民 宿、農家レストランやカフェ、自然食品店、農産加工場、自然体験学校、山のガイド、治療院、自然保育園、陶芸工房、染色工房、グループホーム、手打ちそば 店、マクロビオティック教室、など数えきれません。ロハスな思考を持つ、様々な人を受け入れる大きな気持ちを持つところが多いです。 いずれも、気さくで、視野が広い人たちばかりです。脱サラで有機農家になったり、外国暮らしの経験があったり、異なる環境に身を置くことの魅力と緊張感を知っているせいかもしれません。 ウーファーになる条件ホストで作業できる健康な精神と肉体を持っている16歳以上の人。 15歳以下の子どもさんは、ご家族の方といっしょの場合は、WWOOFできます。ただし、子どもさんも積極的に手伝いをするか、ホストの仕事の邪魔にならないように、しっかりとご家族の方がお子さんを見守っていくことが必要です。ホストの仕事の邪魔になったり迷惑がかかる場合は、途中でホスト宅を出なくてはなりません。 WWOOFの流れ
ウーファーの登録方法
お申込書を送信されたあとで、ご確認のため、ご記載の電子メールアドレスに自動発信メールをお送りいたします。そのメールを開けて、クリックなさってください。それでメールアドレスのご確認完了です。 その後、お支払いの方法の選択画面に進むため、お作りになったユーザ名とパスワードを入力し、仮ログインをしてください。C選択し、continue (続く)というボタンをクリックします。 費用の到着確認ができましたら、WWOOFジャパンがWWOOF会員登録手続きを行い、完了のご連絡を差し上げます。その後、ご自分で作成されたユーザ名とパスワードを使い、WWOOF会員ページへ進むことができます。 |
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