2004年01月13日　第53号
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　ベストマッチングのＱ−ＪｉＮ　〜メールマガジン〜
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　平素はＱ-ＪiＮをご利用いただき、誠にありがとうございます。
皆様、風邪はひいていらっしゃらないでしょうか？私は年始早々、
インフルエンザにかかってしまいました。ちょっと気を抜くとす
ぐにかかってしまいますので、皆様お気をつけください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　編集担当：上田
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■■■　仲間（従業員）を信頼していますか？
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　　　　　　　　　　　　　　 連載担当：株式会社 関總研  赤井

　先週、本メルマガでセミナーの案内を致しましたところ、多数の
参加表明やお問い合わせを頂きました。ご参加申込みをされた方々、
お問い合わせ戴きました方々、本当にありがとうございます。心よ
り、お礼申し上げます。

　もう一人の講師である井寄をはじめ、セミナー事務局のメンバー
共々、とてもうれしい気持ちで一杯です。当日はお越し戴いた方々
に必ずご満足頂いて、お帰りいただきます。気合を入れてお待ちし
ておりますので、どうぞよろしくお願いします。（セミナーに参加
をご希望される方は、下記の詳細をご覧頂き、お早めに『相談窓口』
からお申し込み下さい。）

　ところで、みなさんは『従業員若しくは部下である仲間』（以下
「仲間」という。）を信用していますか？

　なぜこんなことを聞くかと言いますと、仲間を信用しないと会社
が成長しないからです。もちろんこの辺りは、経営者であるみなさ
んの方が経験豊富ですのでよくご存知だと思います。仲間は、社長
さんや上司から本当に信頼をされて、仲間は心から「がんばろう！」
と思えるのです。

　ここで重要なのは、『本当』に信頼することです。

　どういうことかと言うと、仲間を心から信用し、地位に関係なく
対等に接し、そして、任せた仕事に対して絶対に余計な口出しはし
ないことです。（うまく行かないときには的確なアドバイスをする
必要はあります。）

　ありがちなのは、「私は、従業員を信頼しているよ！」と言いな
がら、仕事のやり方（手段）が違うだけで仲間に対し不満をぶつけ
る方です。仕事の過程であるやり方は、温かく見守ってあげてくだ
さい。仕事をする上で大事なことは、結果です。ですので、過程で
はなく、結果に目を向けてください。結果に問題があれば、そのと
きに始めて過程を振りかえりアドバイスをしてください。

　また、『仲間への信頼』の話をすると、あっさりと肯定される方
がいる一方、「つまらん質問をするな！」と怒られたり、「信用し
たくても信用できる従業員がほとんど皆無だ。」、「信用して仕事
を任せていた従業員に裏切られた人間に人を信じられるか！」と怒
鳴って怒りをあらわにされる方もいらっしゃいます。

　経営者の方に『仲間への信頼』について意見を聞いたところ、圧
倒的に「否定的」な意見が多いのです。（従業員側に同じ質問をす
ると「もっと信頼してほしい。」という声が圧倒的になります。）

　なぜ、経営者に否定的な意見が多いのかを調べてみると、なんと
実際に仲間に裏切られた方が多いのです。しかし、よく話しを聞い
てみると原因が、事業主にある場合が多いのです。

　こんなエピソードがありました。Ａ株式会社の社長さんは、従業
員の一人（以下「Ｂさん」とする）を大変気に入りました。Ｂさん
は社長の言うことを良く聞いて、毎日熱心に働いていたそうです。
そして社長さんは心からＢさんを信頼し、いつしか経理など、お金
に関する業務を一切任せたのです。

　そして事件はある日、突然起こりました。

　なんと、信頼していたはずのＢさんが売上を持ち逃げし、行方不
明になったのです。しかも、調べてみると今までも売上を横領して
いたらしく、被害総額は億の単位にも届きそうな金額でした。そし
て会社の業績は、一気に赤字に転落しました。

　あなたならどうしますか？

　もし、私であればまず、人間不信に陥り、誰に慰められても心の
中で「俺の気持ちなんて、分かるはずない！」と自暴自棄になって
しまうのではないでしょうか。

　しかし、この社長さんの取った行動は、私とは全く異なるもので
した。まず、今までの自らの行動を反省したのです。「私は従業員
を信頼していた。そしてそれは従業員も同じだと考えていた。しか
し、現実には従業員から見た私は、従業員から信頼される人格を備
えていなかった。」

　その社長さんは、残った従業員に謝罪をしたそうです。

　「私の責任で犯罪者を作り、そして君達が一生懸命頑張って稼い
で来てくれた売り上げを失ってしまった。申し訳ない。」この謝罪
のあと、社長をはじめ従業員である仲間達は、懸命に働きました。
そして数年後、借金を全額返済したそうです。

　この出来事を読んで、なぜ多くの社長さんが仲間に裏切られたの
かをご理解頂けたでしょうか。「仲間を信頼する」ということは、
自らが仲間に信頼されることでもあるのです。まず、自分の行動を
振り返って下さい。

　自らが、人の上に立てる行動をとっているかどうかを・・・

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