どうやって面接する気にさせるのか？
＊自分の履歴をだらだら書いてしまっては、「何を伝えたいのか」という一番重要な部分が欠落してしまいます。
応募する企業の人事担当者に、履歴書の書き方によって、どんな興味を持ってもらうのか、ということを初めから意識した上で履歴書の記入に取り掛かる必要があります。
Q-JiNの履歴書添削で、よくある質問なのですが、「一生懸命、履歴書を書いたのに、どうして面接までいかないのか」とおっしゃる方がおられます。誰が一生懸命書こうとも、人事担当者サイドの意識を理解して対処していなければ全く意味のない努力になってしまいます。
あなたがこれから書く履歴書は、人事担当者の方への提出資料であって自己満足のための資料ではないことを十分に知っておく必要があります。
履歴書を見ただけで、人事担当者の方はあなたの以下の項目を瞬時に判断することができます。人事担当者の方が下記のことを読み取っていることを理解していれば、あなたはその点を意識して履歴書を記入することで十分に魅力的な履歴書を書くことが可能となります。
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この資料の目的は「あなたの履歴書が、あなたの応募する企業の人事担当者にとって興味ある履歴書となる」ことにあります。
企業も様々ありますので、全員が同じノウハウで同じ履歴書を記入すれば良いというわけにはいきません。「あなたらしさ」が求められているということを十分に意識してください。
あなたはどんな価値観を持って日々行動していますか。人それぞれ判断基準は過去の体験により千差万別です。あなたはそんな自分を客観的に見つめることで自分自身を知ることが可能となり、そして初めて「あなたらしさ」を知ることが可能となるのです。
＊Q-JiNでは、価値観テストを無料で導入しております。人の価値観を大きく5つに分けて考えています。
当然5つだけに全ての人が分類されるわけではありませんが、まずは自分を知る第一歩としてご利用ください。そこからあなた自身への探求が始まることになり、今の自分を知る努力があなたを成長へ誘ってくれるのです。
あなたが持っている価値観が、あなた自身をこれまでに様々な体験に誘導してきたことを知ることになります。
自己成長したいと考えている自分がいれば、社外研修への参加が意欲的だったでしょう。組織への帰属を意識していた自分であれば、社の方針にしっかり従うことが最優先だったあなたがいたでしょう。お金への意識が強いあなたがいれば、ボーナスへの意識も高く、そのためには営業成績にとことんこだわってきたあなたがいるのではないでしょうか。
あなたが、最高の力を発揮してきた瞬間は、あなたの力を使う行動に対して、あなたには「迷い」がなかったはずです。そんな瞬間を過去に体験してきたはずです。
まず、自分以外の人間とあなたは違うということを大前提としてお考えください。右に習えの仕事探しではないはずです。焦らず、自分の過去をきっちり踏まえ、あなたらしさを最高に発揮できる環境を自分なりにイメージしてください。
価値観は一つではありません。幾重にも重なり、時間とともに変わっていくものと考えられています。
今、あなたはこの資料に目を通し、将来の自分に向けて、今の行動を決めていくわけですから今の時間を安易に捉えず十分に時間をかけて、あなたの「方針」を決めてください。過去を踏まえ、これからのあなたを決めたあなたはこれまでとは別人です。
とても「強い意志」を手に入れたことになります。
あなたが方針を決めた度合い（意識）のレベルで、これから書く履歴書からにじみ出る「モチベーション」「熱意」レベルが決まってくるのです。
あなたがあなたの方針に沿ってあなたが本領発揮（あなたらしさ）を出せる環境をイメージしてください。どんな環境があなたにとって本領発揮（気持ちよく働ける）できる環境でしょうか。
（ここまでは働きたいと感じる企業があることを前提として話をしています）
あなたが、もし履歴書を受け取る側だったと仮定しましょう。以下の条件の下で考えてみてください。
人間関係を非常に大切にしている社風の会社。今回は、新しい商品開発が成功したので積極的に営業マンを採用するための求人広告を出している。2005年に上場を目指しており、チームワークでこの偉業を成し遂げようとする経営者の方針が細部にまで行き渡っている伸び盛りの企業である。
アピールA
私はこれまでに営業経験が豊富にあり、様々な商品を確実に販売につなげてきました。
売り上げはどこでもダントツNo.1で誰にも負ける気がしません。
大学時代に経験したアルバイトが、飛び込みの営業で自信をつけてから社会に出ていますので、卒業してから営業を経験している人とは違います。
私のモットーは人と同じことをしないことにあります。周りの人と同じことをしていたのでは結果は変わりません。
そのために、私は退社後は常に自己成長のために様々な研修に参加するようにしています。
将来は是非独り立ちし営業マンを私自身が育てる会社を作りたいと考えています。
是非一度面接の機会を与えていただきたいと思います。
アピールB
私はこれまでにそれほど営業の経験はありませんが、前職の企業では店頭販売を2年程経験しております。
店頭販売を通じて私は同じ店舗で働く社員同士が同じ目的を持って、協力しあい一つの店舗の目標を達成するために必要なのは「協力」という素晴らしい経験をしました。
お互いが力を合わせ、足りない部分を助け合うことで達成できた目標の数字は、将来の大きな財産となりました。
御社では人間関係を非常に大切に考えておられるとのことでしたので、是非私の過去の体験を活かし、御社の一員となり、御社の発展のために努力したいと考えております。
是非一度面接の機会を与えていただきたいと思います。
企業の条件を無視した場合、Aは一生懸命さを感じますし営業会社にとって非常に魅力的です。
当人も間違いなく、「一生懸命」履歴書を書いたはずです。しかし、企業の条件と照らし合わせてみると、Bの履歴書の方が魅力的に感じます。
これは、企業がどんな背景で採用をしているのか、ということをきっちり研究されていることが重要だということを示しております。
「相手のことを考える」ということはいつの時も必要なことです。
自分勝手な意見が常に通る世の中ではないということです。相手のことを考える（採用・人事担当者のコメントを分析する）ということは魅力的な履歴書を作成する上で重要なポイントです。
Aの方が駄目ということではありません。Aの方にピッタリな企業は別に存在します。Q-JiNはそんなミスマッチを防ぐためにも、ベストマッチングの機能を付加しております。
Q-JiNは求職者の方々と企業のベストマッチングを図るために、登録いただいております企業の人事担当者様には下記の思いを込めて、各企業の「企業カラー」を以下の12項目から選んでいただいております。
また、企業様が求人情報を掲載していただく際、以下のような内容をお読みいただいております。
求職者の方々は昔に比べて成長しています。以前はお金が欲しいから嫌な仕事も我慢して働きました。
しかし、今はそうではありません。定職に就かなくてもそこそこの生活のできる時代です。求職者の方々はより良い条件を求め、色々な職を比較できるのです。
最近の条件は「お金！」そんな無機質なモノだけでなく、「企業の色」と自分の「色」を頭の中でマッチングイメージを測っているのです。
自分《らしい》就職・アルバイトをしたい。そんな求職者の最近の動向は、職場の「環境」を重視しているのです。
これまで通りの「見せ方」では、御社にとってプラスな人材が末永く御社のために働いてくれるとは考え難くなってきているのです。
自分のプラスが企業のプラスとなる・・・そんな価値観のマッチングが叶った企業を求職者は求めているのではないでしょうか。
「環境」を重視しているということを。これまでは人が企業を育ててきましたが、これからは、企業が人を育てていくのではないでしょうか。
そんな思いをQ-JiNでの採用情報掲載の際に表現していただきたいのです。
求人情報の登録の際は「持ってもらいたい、持ち合わせてもらいたい価値観」「今後学んでもらう知識」「働くことによって得られるスキル」を記入していただくことによって、求職者の方々の心をつかんでいただけるとQ-JiNは考えております。
Q-JiNでは、求職者の方々の「価値観」を今後深く追求し、より良い人材を紹介できるサイトを目指して参ります。
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働きたいから・・・、働くには履歴書が必要だから書いていた」という方が大勢おられるのではないでしょうか。
履歴書は、あなたの過去を書くために存在しているわけではなく、人事担当者を面接する気にさせることが目的であり、あなたの過去を体験で得た「ノウハウ」を『企業でどう活かすか！』ということを『どう表現するか』ということであることを理解していただけたと思います。
非常に長くなってしまいましたが、ここまでが履歴書を書く前に再確認していただきたいと考えている「履歴書を書く目的」です。このことを踏まえ、履歴書作成へと進んでください。
Q-JiNは、これからがんばって働きたい！！と考えておられる求職者の方を支援していきます。
一緒にがんばっていきましょう！
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